診療方針

 昭和43年に出来田胃腸科内科として開業しました。名誉院長の時代より、余計な検査をせず、適切な薬を出来るだけ少なくと患者さんのことを考え、治療を行っております。

 院内処方

当院では、院内処方を採用しており、患者さんにとっては、
1.診療後に薬をすぐに受け取ることが出来る。
    雨の日など、薬局に取りに行くの結構大変ではないでしょうか

2.意外と知られておりませんが、院外処方の医療機関と比べて自己負担が安くなる。
    3割負担の場合で、1回あたり400円〜800円の違いとなります。もちろん、ご希望がありましたら院外処方も行っております。

 院内の薬は、患者さんの負担のことを考え、ジェネリック医薬品も採用しております。採用の際には、添付文書やインタビューフォームを用いて薬物動態など、先発品と効果の違いが見られないことを確認しております。ジェネリック医薬品は、品質にばらつきもあり、採用に当たっては十分注意しなければなりません。 

治療疾患について

 高血圧症、高脂血症、糖尿病、喘息など内科疾患全般を診療しております。検査機械は、当院自慢の経鼻内視鏡のほか、胸部レントゲン、腹部エコー、心電図、尿一般検査等の自院検査のほか、血液検査は検査会社に外注しており、遅くとも翌日までには検査結果がわかります。緊急に対応が必要だと考えられた場合は、当院から電話連絡いたします。

病診連携

 診療後、さらに詳しい検査や入院が必要と判断された場合には、病院をご紹介しております。
  国立病院、地域医療センター、済生会病院、中央病院、NTT病院、慈恵病院、熊本泌尿器科病院、出田眼科病院、やましろ病院など各医療機関と連携しています。大きな病院にかかっているが病状が落ち着いている方、待合い時間が長いのに診療時間が短いとご不満な方、当院を受診ください。何かありましたら、再度病院をご紹介いたします。

診察室の紹介

 4画面を使った診療をしています。左側の2つはRS_Baseの患者画面とRSB診療が、3番目にはダイナミクスが開いています。

RS_Baseは広島の現役診療所医師である山下先生が精力的に作成されているソフトです。血液検査、内視鏡、エコー、心電図、紹介状などがきちんと、登録されていますので、何年前のデータでも確認しながら、診療できます。データの推移を見たい場合には、血液検査の結果をグラフで確認し、プリントアウトしてお渡ししています。
 3番目のディスプレイは、Dynamicsが稼働しています。医師が検査、薬、注射の入力を行い、会計までまで行いますので、薬をもらうまでの時間が短縮されています。
 最後の4番目には受付票、院内の玄関の様子などを示すカメラを表示しています。


漢方について

 保険を使って、診療をしています。あちこちの病院に行ったが、原因がわからない体調不良のある方は、一度当院の漢方治療を受けてみてはいかがでしょうか。西洋薬を飲みたくないが、風邪の症状は治したい。授乳などをしているので、抗生物質などは飲みたくない方にもおすすめです。また、薬局で漢方薬をご購入の方、一度ご相談ください。保険が使える場合にはずいぶんと自己負担が軽減されます。

IT化について

 診療所用のレセコン、電子カルテシステムであるDynamicsを導入し、平成19年9月よりオンラインでレセプト請求を行っています。電子カルテも2009年4月より開始いたしました。検査、処置、処方はすべて医師の入力した伝票で行っています。また、看護師も院内LANでつながった検査データをみることが出来ます。
 電子カルテも一長一短で、
一番の弱点は
入力内容をチェックしてくれる人がいなくなることだと思います。全体の診療が終わったあとで、かならずチェックするようにしないと忙しいときなどにどうしても記入漏れが出てきてしまいます。
素早く書き留める能力は、紙に比べるとかなり劣っていると言わざるを得ません。

 逆に利点としては、
いくらでも過去の履歴をさかのぼれることです。
また、カルテがなくなったりすることも(バックアップをしていなければ別ですが)ありません。
あれ?どこにしまったっけ?ということはなくなります。また、保管場所も必要なくなります。

入力は、知る人ぞ知る親指ソフトを使用しておりますが、時々文字化けして困っています。